書生 ハーヴェイ

眠る前に、噛み考察だけ落としておこうかな。

トビーくんはほぼ全員から狂として見られていた。だから、トビーくん狂、という前提で話をするよ。
狂人扱いされている狂人ができる仕事は、PPを待つだけ。正直な所、中々に厳しい仕事だ。
そう、この村はPPが狙えるんだ。だから、わざわざ狼は狂人を噛むべきではない。
……というのが、普通の考えだね。
そこで敢えてトビーくんを噛む事によって、トビーくんはもしかして真だったのではないか、という疑惑を再び与える事ができる。
トビーくんが真見を取る発言をする事はもうできないけど、代わりに占い結果で破綻する事も無くなる。
また、見逃しがちだけど、トビーくんは灰ではない。トビーくんを噛んでも、潜伏狼の居場所は狭まらない。
つまり狼は、トビーくんを噛む事によって再びトビーくんに狂人としての仕事をさせつつ、自分達の安全も守る、という離れ業をやってのけたわけだ。
狂人を噛むのは狼としても、勇気が要る事だろう。素晴らしい噛み方だと、称賛せざるを得ないよ。