むくりった。
レンちゃんは「女性の服を着る男性」でジェンダーには踏み込んでいるけど、その要素以外は完全にただの男性と言う造型のモデルなので、男の娘ではないと思うのよ。
森博嗣先生の作品だと、百年密室とかもジェンダーには強く踏み込んでいるけど、これはもう完全にそれこそ『ポーの一族』『トーマの心臓』『11人いる!』あたりの文法を借りてきている。これはファンだから、もうどうしようもない。
どちらもジェンダレス、あるいはジェンダコンプレックスを強く意識している人間を描いているのであって、男の娘を描いているわけではない作家だと思う。
僕はBLに近く、男性の欲求である「こんなにかわいい子が女の子はずがない」は皆無だと思っているのですよ。